KS-23-11航海

7/17から7/28まで、西部准教授主席の新青丸KS-23-11次航海が行われました。鹿児島を出発して四国沖の黒潮域を観測する調査です。浮遊生物Gからは西部、山下、平井、飴井、張の5人が参加です。主な目的なマイクロプラスチックの採集ですが、新型の多層式ネットを用いた動物プランクトンの採集も行いました。私(平井)は新青丸が出来た2013年の習熟航海以来の乗船で、実に10年ぶりでした。今までに記憶にないくらい良い天候が続き、荒れることなく順調に観測が進み、早めに東京湾にも入れました。次回の乗船があれば釣り竿を忘れないようにしたいと思います。今回も写真をほぼ撮らなかったので、もらいものがほとんどです。マルチプルコアラ―による採泥など、普段プランクトンを扱うと行わない観測も経験できました。



桜島を眺めながら鹿児島を出航。とにかく暑い航海でした。



新型の多層式ネット。船を走らせながら層別にプランクトンを採集します。

今回はこれが上手くいって本当に良かった。



おなじみのCTD。環境DNAやプラスチックのための採水も行います。



プラスチック採集のためのニューストンネット。プラスチックが目的ですが、同時に入る生物を眺めるのも楽しいです。



マルチプルコアラ―による採泥。普段使うことが少ないので新鮮な観測です。



べた凪の海。大きく揺れることなく平和な航海でした。




 

2023年08月02日