Oceanテック2022

助教の平井です。秋の学会ラッシュもひと段落付いて比較的落ち着いた時間を過ごしていましたが、すっかり研究室の報告はサボっていました。10~11月にかけて秋の進学ガイダンスがあったり、教授の誕生日会をしたり、卓球大会が始まったりと色々とあったのですが。。

11月22日は柏キャンパスで行われたOceanテック2022に参加しました。

http://ecosystem.aori.u-tokyo.ac.jp/OceanDNAtech/index.html

このシンポジウムは文部科学省「海洋資源利用促進技術開発プログラム」の研究課題「海洋生物遺伝子情報の自動取得に向けた基盤技術の開発と実用化」の活動の一貫であり、私達のグループも動物プランクトンの解析技術、特にメタバーコーディングの高度化やその参照配列の蓄積を行ってきました。シンポジウムではプランジェクトの核でもあるJAMSTEC福場さんの開発した環境DNAの自動サンプラーや解析装置の発表および実物の展示があり、今後ベンチャーとして販売されることも紹介されました。小型かつ遠隔で操作も可能になるとのことで、今後の環境DNA解析でも活用されることかと思います。また、会場とオンラインを合わせると150名近くの参加があり、個人的にも有用なフィードバックをもらい有意義な会となりました。プロジェクト自体は今年度で終了しますが、今後もシンポジウムの開催などを通じて情報発信は継続される予定です。

2022年11月23日