特集号

助教の平井です。

SCOR国際ワーキンググループの活動として行われた特集号Patterns of Biodiversity of Marine Zooplankton Based on Molecular Analysisについて、ICES Journal of Marine Scienceからアナウンスがされました。メタバーコーディングを使った動物プランクトンの論文も多く掲載されています。私が伊豆諸島付近の海山で行ったカイアシ類のメタバーコーディング・形態分析の論文も掲載されています。亜熱帯域の海山では生物生産が上がり、Subeucalanus等の大型カイアシ類が増加することを報告しています。今回はRNAベースのメタバ―コーディングも行いましたが、これらの大型種は相対的なRNA量も上昇しており、海山周辺のように餌となる植物プランクトン量が増加する環境に迅速に対応できると考えられます。ワーキンググループの活動、特集号とそのアナウンスは以下で参照可能です。

 

MetaZooGene https://metazoogene.org/

ICES JMS theme set https://academic.oup.com/icesjms/issue/78/9#1302581-6403476

            https://www.ices.dk/news-and-events/news-archive/news/Pages/TSZooplankton.aspx


2021年11月27日