齊藤 宏明 博士(農学)

==所属==
東京大学 大気海洋研究所 国際連携研究センター国際協力分野
教授 (浮遊生物分野と合同で研究・ゼミをおこなっています)

==研究分野==

 海洋生態系の主役はとても小さな生物、プランクトンです。プランクトンは、太陽エネルギーと、海水中の炭素、窒素、リン、鉄等の生元素を用いて有機物を合成することで海洋生態系を駆動するとともに、魚など大型の生物に食べられることで、漁業生産を支えています。同時に、生元素の化学的性質や粒状物の大きさを変えることで、地球全体の生元素循環を制御しています。気候変動や人間活動によってプランクトン組成や生産が変われば、漁業生産や生元素の分布が変わり、それらは私たちの社会へも様々な影響を与えます。
 私は、プランクトンなど海洋生物の食物網および地球化学循環に果たす役割に関して研究を行うとともに、人間社会の基盤となっている海洋生態系サービスを持続的に利用するための方策を探っています。

==主な研究テーマ==

・生元素地理および生物地理を基盤とした新海洋区系の確立
・黒潮が日本の海洋生態系および漁業生産に及ぼす影響の理解
・気候変動に対する生態系の応答と魚類資源変動機構
・動物プランクトンによる生物ポンプの機能
・鉄が食物網構造と生元素循環に与える影響

==研究業績==

査読付き論文はこちら(PDFファイル)からご覧ください。(リンクが別窓で開きます)

==経歴==

■学歴■
1982年3月 福島県立福島高校卒業
1986年3月 東北大学農学部卒業
1987年3月 東北大学大学院農学研究科中退

■学位■
1986年3月 農学士、東北大学農学部
1996年2月 博士(農学)、東北大学

■受賞歴■
1998年4月 日本海洋学会岡田賞
1999年9月 水産海洋学会論文賞(共著者)
2003年3月 日本プランクトン学会論文賞(共著者)
2007年3月 日本海洋学会日高論文賞(共著者)
2008年4月 日本海洋学会日高論文賞(共著者)

■職歴■
2016- 東京大学大気海洋研究所・教授
2014-2016 東京大学大気海洋研究所・准教授
2011 −2014 独立行政法人水産総合研究センタ−・東北区水産研究所資源海洋部
生態系動態グループ長
2010 −2011 国立大学法人長崎大学大学院非常勤講師
2007−2008 国立大学法人東京大学客員准教授
2004 国立大学法人静岡大学非常勤講師(理学部)
2001 − 2011 独立行政法人水産総合研究センタ−・東北区水産研究所混合域海洋環境部
生物環境研究室長
1998 − 2001 北海道区水産研究所亜寒帯海洋環境部主任研究官
1998 − 1999 デンマーク水産研究所客員研究員
1994 − 2001 北海道大学低温研究所付属流氷研究施設共同研究員
1992 − 1998 国立極地研究所共同研究員
1997 − 1998 北海道区水産研究所海洋環境部主任研究官
1990 − 1997 北海道区水産研究所海洋環境部研究員
1987 − 1990 北海道区水産研究所資源部研究員

■学術雑誌編集活動■
2014‐ Editorial board, Frontiers in Chemistry, Earth Science and Marine Science
2011- Editor, Journal of Oceanography
2007-2013 Editorial board, Fisheries Oceanography
2005-2011 Editor, Plankton and Benthos Research
(Plankton Biology and Ecology until 2005)
2003- 2010 Associate editor, Progress in Oceanography

■主な学会・委員会活動■
2016- PICES(北太平洋海洋科学機構)科学評議会議長
2014-2016 PICES 科学評議会副議長
2013- 日本海洋学会評議員
2011-2012,2014-2017 日本海洋学会論文賞選考委員
2009-2016 PICES FUTURE COVE(気候、海洋変動および生態系)諮問委員会議長
2009-2014 日本学術会議IMBER小委員会委員
(IMBER: IGBPとSCORによるプロジェクト”海洋生態系と生物地球化学循環統合研究”)
2007-2008 日本学術会議特任連携会員
(環境学委員会・地球惑星科学委員会合同IGBP・WCRP合同分科会)
2004-2008 日本学術会議IMBER小委員会委員長
2004-2008 IGBP/SCOR IMBER)
科学運営委員会委員
2003-2005 日本学術会議地球環境研究連絡委員会委員、IGBP専門委員会委員
2002 -2004 Member, IGBP/SCOR Ocean Biogeochemistry and
Ecosystems Transition Team

■参加学会■
日本海洋学会
日本水産海洋学会
日本プランクトン学会
日本プランクトン学会
日本地球科学連合
米国陸水海洋学会
米国地球物理学連合

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