研究概要

   海洋における微生物の研究は、海の環境や生産性を考える上で欠くことのできない分野です。昨今の分子生物学やゲノム科学の進展に伴う分析技術の飛躍的な進歩によって、海洋に生息する微生物(ウイルス、細菌、原生生物)が、生態系において重要な役割を果たし、自然環境の持続性、地球規模の環境変動、人の健康といった近年注目を集めている問題に深く関わっていること、また未知の遺伝子資源としてはかり知れない可能性をもっていることが次々と明らかになってきました。私たちの研究室では、海洋微生物の生理生態学的機能と彼らが地球環境の維持に果たす役割を明らかにすることを目的とした研究を行っています。共生や病原性など他の生物との相互作用を通じて進化してきた微生物の多様化のメカニズム、海洋に生息する微生物の多様性と環境との相互作用、物質循環や生態系維持に寄与する微生物代謝機能といった点に主眼を置き、基礎、応用の両面から幅広く研究を行っています。また、大型の学術研究船による航海や臨海実験施設等での野外調査によって、国内外の様々な海域で試料採集や調査活動を行っています。

2016年5月27日
HPを更新しました。
2016年5月24日
西部北太平洋の時系列観測「K2S1プロジェクト」の成果がJournal of Oceanography誌の特集号(72 (3) 339-526)としてオンライン公開されました。古細菌の群集構造に関する金子亮氏の論文(Depth-dependent and seasonal variability in archaeal community structure in the subarctic and subtropical western North Pacific)が掲載されています。
2016年4月1日
鈴木翔太郎さんが福島県職員(水産職)として入庁しました。
2016年4月1日
金子亮 特任研究員が岡山大学に特別契約職員助教として着任しました。
2016年2月27日
北太平洋における表層水中の硝化に関する塩崎拓平氏の論文(Nitrification and its influence on biogeochemical cycles from the equatorial Pacific to the Arctic Ocean)がISME Journalのオンライン版に公開されました。
2016年2月1日
塩崎拓平JSPS特別研究員がJAMSTECへ異動しました。
2015年12月1日
崔英順 特任研究員が韓国生命工学研究院へ異動しました。
2015年10月22日
南太平洋における稀少微生物群集の動態に関する濵﨑准教授の論文(Active populations of rare microbes in oceanic environments as revealed by bromodeoxyuridine incorporation and 454 tag sequencing)がGene(576(2), 650-656)に掲載されました。
2015年9月25日
Shu Kuan Wongさんが海表面マイクロレイヤーの微生物群集に関する研究で博士課程を修了し、学位記を授与されました。おめでとうございます。
2015年9月10日
学部生向けの教科書「水圏微生物学の基礎」が出版されました

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